rakuenoh2021








楽園王は2021年、劇団創立30周年を迎えます。
あらためまして、これまで支えて下さった方には、心からの感謝を送ります。
ありがとうございました。
2021年、続いている新型コロナ禍の難しい時代ですが、
30年目の舞台演劇のカンパニーとして、
意欲を持って幾つかの公演を行います。必要な工夫も欠かさず。
ぜひ、お時間を作って劇場へお越しください。どうぞよろしくお願いいたします。






「脱兎を追う」


楽園王30周年記念公演


12月21日(火)―26日(日)

劇場:日暮里d-倉庫
  -日暮里d-倉庫閉館・最終公演-


作/演出◆長堀博士

◆出演

【白組】
林美月
本堂史子(カリバネボタン)
イトウエリ
あべあゆみ
黒田智栄
加藤彩(ツイノ棲ミ家)

【黒組】 
大畑麻衣子(miez miez)
秋葉舞滝子(SPIRALMOON)
升望(お茶の間ゴブリン/プロ・フィット)
岩澤繭(ウテン結構)
宮田みや(さかさまのあさ)
政井卓実 


◆タイムテーブル
12月21日(火)  18時【白組】
12月22日(水)  18時【黒組】
12月23日(木)  14時 &18時【黒組】
12月24日(金)eve 18時【白組】-ホワイト・イブ祭り-
12月25日(土)Xmas 18時【黒組】-ブラック・クリスマス祭り-
12月26日(日)  11時 &15時半【白組】

*開場は開演の30分前。
*受付開始は45分前の予定です。

*【白組・黒組】は“だいたい”同じストーリーの脚本です。
* ご予約を約半分の席数にて受け付けています。観劇ご希望の方には、お早いご予約をお願いしております。





☆★出演者へのチケットご予約!!

白組・林美月▶予約フォーム
白組・本堂史子▶予約フォーム
白組・イトウエリ▶予約フォーム
白組・あべあゆみ▶予約フォーム
白組・黒田智栄▶予約フォーム
白組・加藤彩▶予約フォーム

黒組・大畑麻衣子▶予約フォーム
黒組・秋葉舞滝子▶予約フォーム
黒組・升望▶予約フォーム
黒組・岩澤繭▶予約フォーム
黒組・宮田みや▶予約フォーム
黒組・政井卓実▶予約フォーム


◆料金
前売/当日 ¥3800ー
楽園王初めて割 ¥2800ー(要予約)
白組・黒組ダブル観劇割 ¥6000ー(要予約)

◆劇場
日暮里d-倉庫
住所 東京都荒川区東日暮里6-19-7  
電話 03-5811-5399(営業時間18:00-23:00・定休日月曜)

◆スタッフ
舞台監督/照明・長堀博士
舞監助手・大根田真人
音響・齋藤瑠美子
宣伝美術・小田善久
制作・市川未来/小林なほこ
企画/制作・楽園王オフィス
協力・サブテレニアン、オフィス再生、OM-2、REO、カリバネボタン、ツイノ棲ミ家、miez miez、SPIRALMOON、お茶の間ゴブリン、プロ・フィット、ウテン結構、さかさまのあさ、CoRich舞台芸術!

◆ご来場時の諸注意【ご協力のお願い】
・入場頂くにはマスク着用が必要です。また、37.5度以上の方は入場出来ません。
・ロビーやホールでの会話はなるべくお控え頂くようお願いします。
・終演後の出演者との面会は行わない予定です。終演後は混みあわないよう余裕を持って順番にお帰り下さい。

◆お問い合わせ
楽園王オフィス 090-8894-5904/home@rakuenoh.tokyo

□次回公演
2022年2月2日(水)-6日(日)@SUBTERRANEAN
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(M/Mフェスティバル参加) 

 ***

ごあいさつ。楽園王です。よろしくお願いいたします。「楽園王は30年前、田端depratze(ディプラッツ)にて旗揚げをしました。しばらくはそこを拠点に公演を行い、その後も、神楽坂depratzeや麻布depratzeのフェスなどで上演する機会が多く、その流れでd−倉庫でも多くの作品を発表しています。特に現代劇作家シリーズでは通算7回の公演を行っていて、中止で実現しなかった最後の2フェスも参加予定でした。それと、ご存じの方にはご存知の通り、もう一つの劇団、ウテン結構も全公演がd−倉庫です。そんな訳で、劇場の今年での閉館はかなりショックで、その最後の最後の公演が楽園王ということなので、今回の公演には強い思いが宿ります。ラストだし劇場ぶっ壊しても怒られないかなぁ、なんてことを微塵も考えることなく、えー、考えることなく、真摯に作品作りに励んでおります。今年は、楽園王にとっての30周年公演ということもあり、ずっと実演公演も出来ておらず、今回の公演には「節目」ということをすごく考えます。一つの小さくはない節目・・・、そんな背景を得て上演する作品が、新作の『脱兎を追う』です。『脱兎』は実は、1年前には完成していた戯曲でしたが、上演機会のないままずっと寝かせていて、寝ている間に実は随分改訂を繰り返して、今回の上演に至ります。物語の紹介は、観劇の時の楽しみに取っておくことにして、その代わりの手掛かりとしての他のお話をしたいと思います。昔、経験をした出来事で、その時のことを、今回の出演者で楽園王にとっては旗揚げメンバーでもある秋葉さんの劇団に戯曲として書き下ろしたこともある話なのですが、ある夜に、橋の真ん中で女の人に遭遇したのです。雰囲気。夜、雨が上がったばかりで、霧も出ていて。気温、寒し。回りには誰もいなくて、たった一人で佇んでいて、僕は1回は通り過ぎたのですが、しばらく歩いてから、まさかと思ってね、戻って声を掛けたのです。どうしましたか?みたいな感じだったかな。そうしたら、疲れて休んでいたみたいに話すので、なんか勝手に、人生に疲れて?とか想像してしまって、ちょっと冷や汗かいたりして。でもすぐに、もう行くというので、一緒に橋を渡って。少し話して、橋のたもとにあったコンビニの所で別れたのですが、まあそれを元に書いた戯曲の方では、その後自分の部屋まで一緒に行って、みたいなことになるのですが、現実にはそんな展開はなく。まあ、その時は僕はまだ若くて、その人はたぶん歳上で、髪の長いお綺麗な方だったのですが、ドラマチックな展開なんかゼロで。それで、そんなことがあって、しばらくして、その橋の上が一部では自殺の名所なんて言われていることを知るんです。最近にも人が飛び降りたらしい、なんて聞くことになるのですが、そこで、僕の想像力が暴走するんですね。つまり、あの夜、声を掛けたのは、もう飛び降りた後だった、みたいに。僕は、あの時、間に合わなかった人だった、みたいな。怖くなった僕は、その後に最近のニュースを調べたりもしなかったし、正直に言えば情報が耳に入るのを避けてすらいたので、本当、根拠のない想像に過ぎない話で、だいたい、あの夜の彼女、存在感むっちゃあったし、体温かったし、だからここに書いたのは妄想と思ってもらっていいのですが、想像力は走り続けるんですね。つまり、もしも自分が間に合わなかった人だったとして、そこから現実をひっくり返す方法はないだろうか?って考え始める。いや、現実と言おうか、作家として作家の力で、虚構の力で、まだ何か出来ることがあるのではないか、みたいな。演劇でなら出来る何かが何処かにあるかも知れない。それで、暴走って思ってもらっていいのですが、そんな暴走の先に書いたのが、僕の幾つかの作品で、今回の『脱兎』だったりする訳です。暴走の果て、迷い込んだ迷路に、的確に一つの矢印を書き加えたい、そんな祈りにも似た思いを込めて。作品についての話はここまでです。さて、今回の公演、すごく多様なベクトルを持った、バラエティに富んだ出演者に恵まれて、とても面白い公演になりそうです。皆が皆とても違う背景を持っていて個性的で、こりゃあなたの推しがここで見つかるかも、って思います。もし良かったら、ぜひお時間を割いてもらって、来年には幻になってしまう日暮里繊維町にある劇場にお越しください。丁寧に、心を込めて、不可思議な物語にてお迎えいたします。」という原稿を書き上げ、急ぎ制作さんに持って行って文字校正をお願いしたところ、長堀さん、あのー、なんで体が温かいって知っているの?と言われました。本当は何があったの?って。年末の忙しい時期の公演ですが、どうか本当に、よろしくお願いいたします。約2年ぶりになる、久しぶりの実演鑑賞公演、席数を半分ほどに限定して、感染対策を油断せず普通に行って、劇場に来られることをお待ちしております。2021年、冬、長堀博士、記。